子供のサッカーの試合は、ほぼ1年中屋外で行われます。
春夏の陽射しの強さはさることながら、秋口の真横から刺さる陽射しもかなりキツイですよね…。
そんな陽射しが照り付ける中、長時間応援する際の必須アイテムといえば「日傘」でしょう。
今回はスポ少サッカーの応援を10年ほど経験した私が、買ってよかった日傘について比較写真付きでご説明します。
また日傘と同様に大切なアイテム、日焼け止めやアームカバーついてもオススメのタイプをご紹介します。
お子さんの試合時の応援が、少しでも快適になるお手伝いができましたら幸いです!
スポ少応援時の日傘選びのポイントは3つ
日傘を選ぶ際に重要なポイントは主に3つです。
①遮光性の高さ(1級遮光)
②日傘のサイズ
③生地の種類とカラー
それぞれ詳しく説明していきます。
スポ少応援時の日傘選びのポイント①「遮光率の高さ」
日傘を選ぶ際にまず気にしなければならないのが「遮光率」です。
できれば1級遮光の日傘を選びましょう。
そもそも「遮光率」って何?
日傘を選ぶ際の指標として、「遮光率」という言葉をよく目にすると思います。
日焼け止めや化粧品の表示でよく見かける「UVカット率」と「遮光率」はそれぞれ違う意味です。
両者の違いは簡単にいうと「光の違い」。
「UVカット率」とは目に見えない紫外線のカット率を指し、「遮光率」とは目に見える可視光線を遮る割合のことです。
遮光率が高い日傘は、光を通しにくい生地を使用しているため、暑さも和らげます。
「暑さを和らげる」…スポ少応援時の大切なポイントですよね!
遮光率が高いほど影も濃くなり涼しさが増します。
選ぶなら1級遮光の日傘がオススメ
日傘を選ぶ際は遮光率が100%に近い「1級遮光」の日傘を選びましょう。
遮光率は、日本洋傘振興協議会(JUPA)が数値を定めています。
第三者機関に検査してもらった日傘だけが「1級遮光」と表示できることになっています。
遮光率 | |
1級遮光 | 99.99~100% |
2級遮光 | 99.9% |
3級遮光 | 99% |
1級~3級までの数値、ほとんど変わりないようですが実は大きな違いがあります。
たとえば蛍光灯に向けて日傘を差すと、2級・3級遮光の傘は内側から光が目視できますが1級遮光は光がうつりません。
日傘に関しては太陽の光を極力防ぎたいので、遮光率が100%に限りなく近い方が良いということになります。
2022年9月に消費者の混乱を招くという観点から、JUPAが「完全」・「100%」表示を禁止しました。
しかしネット上で日傘を検索するとこれらの表記はまだ多く見受けられます。
1級遮光の日傘を購入したい場合は、説明文などをよく確認しましょう。
スポ少応援時の日傘選びのポイント②「日傘のサイズ」
日傘選びのポイント2つ目は「日傘のサイズ」です。
日傘は大きめサイズがマスト
スポ少応援時の日傘は広げたときの直径が100センチ以上の大きめサイズがオススメ。
当たり前ですが日陰になる部分が大きいほど涼しく、体感温度もかなり違ってきます。
特にグラウンドや芝生での試合が多いサッカーの応援時は、できる限り大きい日傘を選びましょう。
雑貨屋さんで小さめの可愛らしい日傘が2500円~4000円くらいで売っていますが、大きめサイズと比べると腕などに陽射しが当たりやすくなります。
以下、大小どちらの日傘も持っている私が差し比べをしてみましたので、ぜひ参考になさってください。
大小の日傘で差し比べ(写真アリ)
撮影したのは6月初旬の晴天の日。午後2時頃、太陽が高い位置にある時間帯に撮影しました。
大きい方の日傘のサイズは広げたときの直径が約117.5cm、柄の長さは90cmくらい。
小さい方の日傘のサイズは広げたときの直径が約83cm、柄の長さは70cmくらいです。
写真左:大きい日傘は上半身をスッポリと覆っているのがわかります。(身長:左161cm、右165cm)
写真右:しゃがんで影の大きさを比較してみました。大きい日傘は傘の深さもあり、日陰の範囲も広いため、小さい日傘の下にいるよりもかなり涼しく感じます。
特にグラウンドでの試合時は地面からの照り返しもあり足元から全身に熱が伝わってきます。
とにかく日陰になる部分が大きいほど涼しいので大きめサイズを推していますが、あまりにも大きいと応援時に隣の方に迷惑かもしれませんので、その点だけご注意を…。
店頭で買うのなら実際に開いて大きさや重さをチェックするのがオススメです。
私は大型スポーツ用品店のゴルフ売り場で購入しました。
持つときは小さい方が荷物にならなくて良いのですけどね…。最近は折りたたみ式でワイドサイズの日傘もネット販売しているようですのでチェックしてみてください。
スポ少時の応援だけではなく、子供の運動会など屋外行事でも大活躍するので1本あると重宝しますよ。
お子さんが中学校に入ってサッカーを続ける場合も役立ちますし、もしサッカー以外の部活に入ったとしても屋外スポーツなら使えるでしょう。
ちなみに写真のような傘の持ち方はNGだそうです…!(正しくは太陽に傘を向けるように持ちます)
スポ少応援時の日傘選びのポイント③「生地の種類とカラー」
日傘を選ぶ際に大切なポイント、最後3つ目は「生地の種類とカラー」です。
①遮光コーティングよりも遮光シートを施した生地の方が長持ちする
日傘には遮光率を上げるため、「生地にコーティングを施しているタイプ」と「遮光性能のあるシートを貼り付けてあるタイプ」があります。
長持ちするのは「遮光性能のあるシートを貼り付けてあるタイプ」です。
コーティングタイプは軽量なので長時間持っているときに良いのですが、コーティング剤が徐々に剥がれていくというデメリットがあります。(2~3年で買い替えるのであれば問題ありません)
私の初代日傘はシートタイプで、購入当初は少しお値段が高めでしたが(7000円ほど)、8年くらい壊れることなく使用できて大変重宝しました。
コーティングタイプと比較して多少重くなってしまう点と、価格が高めになってしまう点はデメリットでしょう。
②日傘のカラーは黒系より白・シルバー系を選ぶ
日傘で効果抜群のカラー配色は「外側が白・シルバー系、内側が黒系の傘」です。
「日傘は黒色の方が効果あるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は外側の生地に限っては光を反射する白やシルバーのほうが効果が高いそう。
黒色は白・シルバーよりも「熱」を蓄えやすいため、炎天下の試合時には向きません。
ただし傘内部が白系だと、地面からの照り返しの光をレフ版のように反射させて顔に当ててしまいますので、内側は黒色を選びましょう。
スポ少応援時に使う日焼け止めで最適なタイプとは?
日傘のみで日焼けは防げません。必ず日焼け止めも塗りましょう。
スポ少の試合観戦時に使うならスティックタイプの日焼け止めがオススメです。
クリーム系だと塗りムラができたり白残りする不安がありますが、スティックタイプはまんべんなく塗れますし、ベタつきづらい商品がたくさん出ています。
そして何よりうれしいのが手軽なところ。
クリームタイプはチューブから出して塗るだけでも手間で大変ですが、スティックタイプなら日傘を肩に引っ掛けたまま試合のハーフタイム時にササっと塗れますよ。
幅広いスティックタイプは広範囲に塗れて良いのですが、真ん中だけ減りが早くUの字型になりがち。(フィットして塗りやすいよう、最初から真ん中がくぼんでいるタイプもあります)
意識してスティックの端部分も使うようにしましょう。
スティックタイプを使用するときの注意点は、落としたり力を入れすぎたりするとポッキリ折れてしまうことです。使用時は気を付けて持ちましょう。
また、顔の細かい部分もキレイに塗りたいのなら細目のスティックタイプが使いやすいです。
一緒に試合を見ていた母が使っていた顔用タイプは、真ん中が盛り上がった形状で、小鼻のわきなども塗りやすそうでした。
購入した人の口コミでは「手が汚れなくていい!」、「クリーム系だと目に入って痛くなる時があったけどスティックタイプなら安心」といった声が聞かれました。
小さいお子さんがいる方は「キャップ」や「アームカバー」で日焼け防止
「日傘は荷物になる」、「小さい子がいて大変で日傘を差していられない」という方は手軽に日焼け対策のできるキャップやアームカバーで日焼け対策しましょう。
アームカバーもさまざまな種類が販売されていますが、「濃い目カラー」で「編み目の細かいもの」を選ぶと良いでしょう。
UVカット効果が高いのはやはり黒色などの濃い目のカラーです。
しかし濃い目のカラーは熱を持ちやすいため、気温の高い日は蒸れてしまうデメリットも。
ピンクや水色のアームカバーは見た目が涼しげなので、体感温度が下がる効果はあるようです。
また、アームカバーの生地の編み目は、なるべく細かいものを選んでください。
編み目が大きいと通気性は良いのですが、やはり日焼け止め効果は薄れてしまいます。
最近は冷感素材を使用したアームカバーもたくさん販売されています。洗い替えに何本か持っておくのがオススメです。(応援時は汗をかきますので…)
アームカバーの寿命は2~3年なのだそう。「もう何年も使っている…」という方は買い替えましょう。
ちなみに私はアウトドア専門ショップで販売していたアームカバーを購入しましたが、日焼け止め効果と使いやすさは抜群でした。
キャップも日傘のように「遮光タイプ」が多く販売されていますよ。
被るだけでマンネリ化しがちなファッションがオシャレに見えますし、オススメです!
まとめ
今回は、夏場のスポ少サッカーの試合時に重宝する日傘や日焼け止めについてお伝えしました。
- 日傘を選ぶ際は「遮光率(1級遮光)」と「サイズ感(大きめ)」に注意する
- 日傘のカラーは外側が白・シルバー系、内側が黒系を選ぶ
- 日焼け止めはスティックタイプがオススメ
暑い季節の応援は大変ですが、少しでも快適に過ごせる参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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