スポ少に入ると避けて通れないのが「車出し当番」です。
しかし大きい車のないご家庭や、仕事の関係で車出しの難しい方、また単純に「車出しはしたくない!」という方もいるでしょう。
今回は私のスポ少時代の「車出し事情」や、「車出しができない人がやっていたこと」をお伝えしたいと思います。
また車出しは中学校の部活に入ってからも続きます。この辺のお話についても記事の後半でお伝えします。
うちのスポ少チームの「車出し費用」について
ネットで車出しトラブルの相談を見ていて驚いたのは、「無償で車出しをお願いしているチーム」が意外に多いこと。
完全なるボランティアの車出しはかなりキツイと思います。
うちのチームの場合は、車出しをする人には「ガソリン代+高速代(高速を使用する場合)」が団から支払われていました。
また車に乗せてもらう人は1人800円(高速使用時は1000円)を団に納めました。
スポ少サッカーの大会は朝6時台に出発して、夕方も18時くらいに帰ってくるようなタイムスケジュールが多かったです。
休みが丸一日つぶれますし、何よりほかの家のお子さんの命を預かる車出しは本当に大変な仕事だと思います。
「事故などが起きなくて本当に良かった…」と今さらながらに思います。
車出しはスポ少活動の中でも大変負担のある当番だと言えるでしょう。
スポ少で車を出す人は毎回同じになりがち
車出しはみんな平等にできれば一番いいのですが、どうしても車出しをする保護者は決まってきてしまいます。
「旦那さんが土日も仕事で車が出せない」、「そもそも大きい車がない」などそれぞれ車出しのできない事情がある方もいるので、仕方のないことです。
こればかりは運というか…。その学年に「大きな車を持っている保護者が何人いるか」、「保護者が土日休みか」で個々の負担もかなり変わってきます。
ネット上では「車出しをしない親」に対しての怒りの声も多く見受けられますが、一定の家庭にだけ車出しが集中する、という状態になるとトラブルが起きやすい印象です。
うちのチームの場合は交通費も支払いしていましたし、協力的な親御さんが多かったので「○○さん車出さないよね」というような陰口は聞きませんでした。
もちろん心の中では思っていた人もいるかもしれません。ただ表立った争いは私が知る限りではありませんでした。
我が家の場合、息子が3人いましたが長男のときが一番大変だったなと思います。
団員は10人ほどだったのですが、暗黙ルールのように「お父さんが車出しするのが当たり前」な風潮のある学年でした。
しかしこの学年でスポ少活動に参加しているお父さんはわずか3人。(うち含む)
高学年になり毎週車を出すようになるとさすがに負担がハンパなかったです…。
近場の試合のときはお母さんが出してくれることもありましたが、古株母が車出しする母に対して、「本当にごめんねー!」と言っているのを見て若干腹が立ったのを覚えてます(笑)
ほぼ毎週車を出してる私たち3家族にはそんなこと言わないくせにー、と思いましたね。
こういう感情がトラブルを生むのかもしれません。
車出しができない人がやっていたこと
どうしても車出しができない人はどうすればいいのでしょうか?
私がスポ少時代に「車出しが難しい人」がやっていたことをまとめてみました。(すべて同じ人ではなく、複数人の例です)
スポーツ飲料やアイスなどの差し入れ
大会のときにスポーツ飲料やアイスを団員・親・コーチへ差し入れしてくれた人がいました。
冬場は温かいスープや美味しいコーヒーなどなど…。
もちろん毎回ではありませんが、「いつも車出しできなくてすみませーん!」という感じで皆さんに配っていました。
大会のときに撮った写真を配ってくれる
大会のときに撮りためた写真をDVDにまとめて配ってくれた保護者もいました。
一眼レフがあると、試合中の写真がまるで業者が撮影したかのようによく撮れます。(レンズは高いものを買わないといけないらしいですが…)
スポ少サッカーの大きな大会のときは、業者が入って全体写真や試合写真を撮影してくれます。
あとから団宛てに写真が送られてくるので希望者は購入する形になります。
でも業者が撮影してくれた写真、めちゃくちゃ高いんですよね。しかも写っている子といない子の差が激しい。
その点、保護者が撮影してくれた写真は偏りがないですし、テント内での様子やコーチとの触れ合いの写真などもあり、とても良い思い出になりました。
DVDの中から好きな写真をプリントアウトできるのもうれしかったですね。
見守り当番を多めにやる
車出しができない代わりに、見守り当番やお茶当番を多めにやる、という保護者もいました。
金銭的な負担はちょっと…という方はこういった形で団に貢献するといいかもしれません。
当番以外でも試合時に団で必要な飲み物等の買い出しに行ったり、バーベキューなどのイベント時には仕事を進んでやるのもいいのではないでしょうか。
特に何もしない
車出しはできないけど「特に何もしない」という保護者も結構いました。
この記事を読んで、「差し入れしたり当番代わったり、車が出せない理由があるのに何でここまで貢献しなきゃいけないんだ?」と思う方もいるかもしれません。
ただ車出しをしたくてしている保護者はいないと思います。
こちらに過失がなくても追突されるなどの事故もありますし、毎回精神的にもしんどかったです。
「じゃあ車出ししなきゃいいでしょ」という話なのですが、「車を出そうと思えば出せるのに、あえて断る勇気」が私にはありませんでした。
ですが「車を出さない人」に対して「代わりに何かしてよ」などと思ったことはありません。
それこそ個々の考え方なので。
「悪いな」と思う人は、差し入れや当番といった形で気持ちを表していただけじゃないかなと思います。
ブログでも何回かお伝えしていますがスポ少活動は強制ではないため、どうしても関わり方に不平等が出やすい団体です。
「車出しできない」「出したくない」方は、「感謝の気持ちを言葉にして伝える」だけでもトラブルに発展しづらくなると思います。
中学校に入ると部活での「車出し」が始まる
車出しは中学校の部活でもあります…(入る部活にもよります!)
スポ少でお役御免かと思ったのにガッカリしましたね…。
中学校では近隣の学校と練習試合をすることが多かったので、朝から晩まで遠方へと駆けずり回っていたスポ少と比較すればかなり楽でしたが。
でも次男が部活に入部した際、車出しの負担を減らせないかと保護者同士で話し合いをしました。
顧問の先生に掛け合って、「お金を負担してもいいから市のバスを利用させてほしい」と願い出ました。
先生が許可してくれたので親の負担はだいぶ減りましたよ。(近場だけ親が送迎することに決定)
地域によっては部活で市バスを利用できることもあるので調べてみてくださいね!
まとめ
今回は「スポ少での車出し」についてお伝えしました。
記事をまとめると以下のようになります。
- 車出しは同じ人に当番をお願いしがちになる
- スポ少で車出しができない人は「差し入れをする」、「見守り当番を多めにやる」など自分でできる範囲内で貢献する人がいる一方、特に何もしない人も多かった。
- 中学校に入っても車出しをする部活はある。市バスの申請ができるかなど地域サービスを調べてみるのがオススメ
最後までお読みいただきありがとうございました!
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