スポ少サッカーの役員で大変だったこと・学年役員編

スポ少悩み

スポ少では各学年で役員を立てることが一般的かと思います。

私も学年役員は子供の数と同じく3回経験しました。

団の代表である会長・副会長(チームによっては保護者代表・副代表)も大変なのですが、学年役員もなかなかキツかったので、その体験談をお伝えしようと思います。

※あくまでも我が家の所属していたチームでの役割分担となりますので、ご了承いただけますと幸いです。

目次

スポ少学年役員はどうやって決まる?何年生の役員がキツイ?

学年役員はほぼ入団した順になることが多いでしょう。

保育園や小学校低学年で入団した人は早めに役員をやります。

子供が小さいうちは人数も少なく(チームによりますが)、試合数も高学年ほどありませんので役員の仕事も必然的に楽になります。ベテランママは低学年のうちに役員を終えていることが多いです。

スポ少では偶数学年の役員が結構キツイです。

試合カテゴリが4年生以下と5・6年で分けられることが多く、また試合頻度も高くなります。そのため4年生と6年生の役員はなるべくやりたくない、というのが共通認識でした。(1・2年生の試合数は3年生以上と比較するとそんなに多くありませんでした)

スポ少役員の決め方については以下の記事でもお伝えしていますが、基本的には話し合いです。

学年によってはくじ引きをしていたところもありましたが。

学年の人数が少ない場合、「1回やったからもうやらなくて良い」とはなりません。

ちなみに私は4年生も6年生も学年役員をやりました。

スポ少学年役員の主な仕事+体験談

スポ少学年役員の仕事は「試合時」「練習時」「イレギュラー」とそれぞれあります。

詳しく見ていきましょう。

試合時のスポ少学年役員の仕事

試合時は持ち物管理や諸連絡・交通費管理などが主な仕事です。

試合時の持ち物管理

試合に持参するものは主にユニフォーム・ビブス・お茶道具・季節によって氷やポットなどです。

また団で持っていくものとして屋根付きのテントやブルーシート・ボール入れなどがありますが、それらも忘れ物がないかチェックします。

テント等の子供たちが使う用具に関しては、基本的にキャプテンを中心に子供たちに準備させていました。大人は最終チェックのみです。

我が家の所属チームの場合ユニフォームは団の所有でした。

学年によって何色かユニフォームがあるので、コーチにどのカラーのユニフォームを着用するかを確認します。

公式戦など背番号をエントリーする大会の場合は、コーチから背番号が割り当てられているので確認しながら渡し、当日持ってきてもらう形にしていました。(ユニフォームは1セットずつA4サイズのクリアケースに入れて保管)

試合前に休んでいた子がいれば、その子の分は役員が預かり当日渡します。

試合時はビブスも必要なので忘れずに持っていきます。(ベンチの子供たちが着用するため)

ビブスは洗濯当番があるので、当番の親へ試合当日持ってきてもらうよう確実に伝えました。

またサッカーの試合は1日中かかることがザラなので、夏場は氷、冬場はお湯の入ったポットを親に持ってきてもらうよう頼むのも役員の仕事となります。

学年ごとにお茶道具が用意してあり、そのお茶道具管理も担いました。

コーヒーや紅茶がなくなると皆さんから数百円徴収して購入します。試合時はそのお茶道具も忘れず持って行きます。

遠方の試合での忘れ物は致命傷。

もしも忘れ物をしてしまった場合は、後から応援にくる親に届けてもらうなどしていました。

ある試合で試合球を忘れたときはキャプテンが怒られていましたが、役員だった自分も申し訳ない気持ちに…。

話は少しずれてしまいますが、入団したての頃、当時の学年役員さんに「試合の途中でコーヒーがなくなりそうだから、応援に来るときにインスタントコーヒー買ってきてくれる?」と頼まれたことがあります。

スーパーで購入して渡したところ、「あー、(銘柄)これなんだ…」と苦笑いされて嫌な思いをしたこともありましたね。

最初に指定してくれればいいのに…。

スポ少は「暗黙の了解」も多い団体。

コーヒー購入時の経験後は「そういう団体なんだ」と割り切ってとにかく確認を徹底しました。

スポ少はほんの少しの確認不足が誤解やトラブルにつながります。

試合の詳細連絡

各試合ごとの日程や集合時間・持ち物などをコーチに確認し、担当学年の親へ伝えます。

さらに試合会場が遠方の場合は、車出しができる親と、その車に乗って応援に行きたい親子を募ります。

試合へ参加する子供と車出し&応援の保護者が決まったら、どの車に誰が乗るのか配車を決め、また保護者へ折り返し連絡します。

この配車を組むのも結構気を遣いました。

親によっては「あのコーチと一緒に乗りたくない」とか「うちの子と○○君を一緒の車にしないでほしい(+ほかの保護者には言わないで、など)」と言ってくる親がいたからです。

基本は希望に添えるようやっていましたが、無理なときは「ごめん無理です!どうにもなりません!」となるべくさっぱりお伝えしました。

交通費管理

試合時に団員の親から車を出してもらうチームの場合(現地集合のチームもあるようです)、チーム規定の交通費が運転者へ支払われます。

応援へ行く親は逆にチーム規定の交通費を団へ支払いますが、その徴収管理は学年役員の仕事です。(6年生の場合は会計が管理する場合もあり)

我が家の所属チームの場合は、まず年度初めに6年生の会計役員から1万~3万円程預かりました。

その後は車出しの車に乗った親から徴収した交通費と、運転者へ支払う謝礼を帳簿につけながら交通費を管理。

年度末に帳簿と残金を6年生の会計役員へ渡します。

年度の途中で交通費が足りなくなった場合は会計へ連絡して補充していました。

年度末にお金が合わないと春先の試合から洗い直しです。

3試合分くらいをまとめて帳簿につけていたらお金が合わなくなって焦ったことがあります。その後は1試合ごとに手持ちの交通費と帳簿を照らし合わせるようにしました。

大会参加費管理

大会に参加する場合、チームごとに大会参加費を支払います。

試合前に6年生の会計役員から参加費を預かり、試合当日に本部へ提出します。(コーチへ預ける場合もあります)

試合要項に大会参加費も記載されているので、6年生の会計役員へ伝えなければなりません。

6年生は試合が多く会えないことも多いため早めの連絡が大切でした。

打ち上げ企画

スポ少では各カテゴリごとに年に何回か大きな大会があります。大会後は親子+コーチで試合の打ち上げをすることも。

毎年だいたい「この大会の後は打ち上げをする」ということが決まっている感じ。役員は試合が終わるころに打ち上げ参加希望の親子を募ります。(コーチへも声掛け)

どこで打ち上げをするか・参加費はいくらくらいにするかを役員で決定します。

たいてい居酒屋チェーン店の大広間を抑えることが多かったですね。

子供はドリンクバー・大人は飲み放題があるところが基本でした。子供は1000円くらいで唐揚げやポテト・焼きそばなどをつけてもらい、大人は4000円くらいで飲み放題のコースを頼んでいました。

打ち上げ時も参加費の集計や会計は役員が中心。他の保護者も手伝ってくれましたがやはりメインは学年役員です。打ち上げ会場にも少し早めに到着しなければなりませんでした。

また飲み放題は時間制ですので、終了時間が近づいたらコーチへ挨拶を依頼して会計準備を始めます。

さらに子供にきちんとご飯は行き渡っているか?量は足りているか?というのも気を遣いました。

一度ほかの親から「子供が帰ってから“お腹すいた”っていうから家でもご飯食べさせたよ」と言われたことがありました。

参加費をもらっている以上、せめて家ではご飯要らないくらいにお腹を満たさなければ…と思ったのを覚えています。

お店に相談すると子供用に結構融通を聞かせてくれるところも多かったですよ。子供用の小さめラーメンなどを作ってくれたお店もあり、ありがたかったです。

ちなみに学年役員は「子供がドリンクバーをこぼした」「コップを割った」などのトラブルもある(←大人もあります!)ので、落ち着いて飲んでなどいられません…。

練習時のスポ少学年役員の仕事

試合時以外の役員の仕事について詳しくお伝えします。

練習場所(小中学校の体育館)のカギ管理

スポ少は地域の小中学校で練習することが多いです。

土日の練習や夜練時は体育館にカギがかかっているため、役員がカギを預かり練習前に開けに行きます。

役員のときは10分~15分前には体育館へ着くようにしていました。自分の子供が忘れ物をしたために集合時間ギリギリに練習場所に到着したことも…皆さんにひたすら謝りました。

連絡全般

練習場所の小中学校が行事のために使用できないことが年に数回あります。(文化祭や選挙の日など)

年度初めにおおよその学校行事は把握して練習シフトを組みますが、急きょ使用できないことも稀にありました。

その場合は保護者会長から学年役員へ連絡が来ます。その連絡を担当学年に回さなければなりません。

メールに気づくのが遅くなったときなどはめちゃくちゃ焦りました。

練習日の前日夜に連絡が来ていたのに早朝に気づいたときなどは、慌ててメールを送ったことも。

連絡の取れない親には個別に電話したこともあります。メールが来るたびに「スポ少か!?」と気が抜けませんでしたね。

スポ少学年役員の仕事・イレギュラー編

試合時や練習時以外のイレギュラーな仕事についてお伝えします。

試合写真の購入取りまとめ

公式戦などに参加すると、プロの業者の方が入って子供たちの写真を撮ってくれます。

集合写真のほか、試合中の個別ショットなどもランダムに撮影。

大会後、チーム宛てにサンプル写真が送られてきて希望者は購入ができます。それらの集計・集金も学年役員が担いました。

集合写真をパネルやカレンダー・キーホルダーにするサービスもあるので、希望のサービスを注文書へ記入して返送します。

注文を間違えるなどはありませんでしたが、地味に面倒な仕事でした。

注文したものは自分の住所宛てに届くので、皆さんに「○日の練習の日にお渡しします」などの連絡もしなければなりません。

新しく入団した団員の親と連絡先交換

年度の途中で新しく入団する子がいた場合、最初は6年生の役員さんが入団説明などをしてくれますが、実際に入団するとなると学年役員さんがお世話係のような役割となります。

新しく入団する子の保護者と連絡先を交換。確実に連絡が取れるようにしておきます。

私も入団したての頃、学年役員さんには大変お世話になりました。

当時、サッカーのことは何も知らない初心者だったので、試合時の持ち物連絡に「寒いのでピステ持ってきてください」の「ピステ」の意味が分からず…。

メールで「すみません、ピステって何でしょうか…」と聞いた経験があります。

ピステは薄手のナイロン素材の上下なのですが、持ってもいませんでした。

学年役員さんが「うちの子、予備があるから貸しましょうか?」と親切に声掛けしてくれました。

スポ少初心者は何もかもわからないことだらけなので役員さんが頼みの綱です。

今考えると試合連絡等で大変な時に申し訳なかったなと思います…。

スポ少学年役員をやるメリット・デメリット

役員をやるメリットデメリット

スポ少役員をやると、コーチと話す機会が増えるので勉強になること・子供会の役員やPTA役員がグッと楽になることはメリットといえるかもしれません。

コーチとは試合関連で確認を取ったりしますが、必然的にほかの親よりも話す機会が増えます。

コーチ目線での話はとてもためになりました。

子供への声掛けで気を付けていることや褒め方などを聞いて子育ての参考になりましたし、コーチにはコーチの考えがあって試合の課題を設けていること・試合に出す子を決めていることもわかりました。

子供会・PTA役員に関しては、まず役員の仕事頻度が少ないのでその地点で圧倒的に楽ですね。

うちの地域の子供会・小学校は年に2~3回くらいしかイベントがありませんでした。

「こんなにみんな(学校なら先生)が仕事を請け負ってくれるんだ…」と感動したのを覚えています。

学年役員をやるデメリットはとにかく気が抜けないこと。

忘れ物しないように!メールチェックは小まめに!そしてお金管理…。やることが多すぎました。

当時は当たり前と思ってやっていましたが、今こうやって書き出してみるとこれだけの仕事があったのかと。

もっと学年の保護者全体で仕事内容を見直すべきだったんじゃないかなと思えてきます。

記事の最初の方でもお伝えしましたが、私は役員の仕事、めちゃくちゃ失敗しました。

サッカーの試合はさまざまな方面の試合会場へ行っていたのですが、今でも不意に車で近くを通ると「ああ、あのとき○○の失敗したなぁ…」と苦い気持ちになります笑

まとめ

今回はスポ少学年役員の仕事についてお伝えしました。

記事をまとめると以下のようになります。

  • 学年役員は入団した順になることが多い
  • 学年役員の仕事として試合時と練習時の連絡係・配車・交通費管理・ユニフォーム・お茶道具管理などがある
  • コーチの話がためになった、子供会・PTA役員が楽に感じる点はメリット
  • 学年役員の仕事が地味に多い。常に気が抜けない点はデメリット

最後までお読みいただきありがとうございました!

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