スポ少サッカーではレギュラー獲得やトレセン選抜選手を目指し、努力されているお子さんがたくさんいます。
ただ選抜選手になるのはかなり狭き門。なかなか思うように上達せずに悩んだりもするでしょう。
上手くいかなかったときに「今までの努力が報われなかった」と落胆しますし、しんどい日々に感じることもあるかと思います。
プロになれる子はほんの一握りですが、私が卒団してから思うのは、スポ少はサッカーだけでなくそれ以外の面でも子供にとって学びの場になっていたんだということ。
子供たちがスポ少を卒団して数年経ちますが、「スポ少頑張って良かったな」と思ったことや、実際にスポ少にいた子供たちがどんな風に成長しているのかをお伝えしたいと思います。
スポ少卒団後、親との関係が良好な子が多い
「スポ少にいたから親子間が良好だ」というのは語弊があるかもしれません。
もちろん、スポ少に入っていなくても良好な親子関係の方はたくさんいらっしゃいます。
ただ、卒団して数年後(子供たちが中高生)、会った母たちに話を聞くと、いわゆる“激しい反抗期の子”はあまり聞かないなという印象があります。
我が家は3人の息子がスポ少に在籍していましたが、どの学年でも例外はありませんでした。
母のことを「お母さん」ではなくて「○○さん」と下の名前で呼ぶ子も結構いました。
反抗期の息子と言えば「クソババア!」なんて言う子もいると聞きますが、スポ少母たちに聞くと「言われたことない」という家庭が多いです。
ちなみにうちは小学校のときに言われたことがありますが、中高生になってからは逆に言われなくなりました。
でも「“クソババア”と言われたら子育て成功」なんて話も聞くので一概には言えませんけどね。
とにかく思春期になってもお母さん(お父さん)を大事にしていることが態度で伝わる子が多いです。
同じスポ少に在籍した子たちは中高生になっても仲が良い
スポ少に入っていて良かったなと思ったことのひとつに、中学入学時の不安があまりなかったことが挙げられます。
スポ少は前後の学年が混ざって練習したり、試合に出たりするので、必然的に未来の先輩・後輩と仲良くなります。
中学へ入学すると先輩が意識的に声をかけてくれましたし、部活もすんなり馴染めました。
中学校の仮入部の時点で「先輩から敬語じゃなくていいよって言われた」と我が家の子供が言っていたのを覚えています。
またうちの場合は4つくらいの小学校が一緒の中学へ通うことになっていたので、スポ少のときにチームメイトだった他学校の子と一緒のクラスになると、交友関係が広がるのも早かったですね。
三男が中3のとき、次男の同級生(高校生)から「受験頑張って」と応援メールをもらったこともあり、親の私もうれしかったです。
大人ともしっかり話せる子が多い
スポ少に在籍していた子は、大人ともしっかり話せる子が多い印象があります。
スポ少に在籍していると、必然的に大人と話す機会が増えますよね。
コーチ、同級生の親、他学年の親…。子供のうちにいろいろな大人と交流することは良い経験になるんだなと思いました。
卒団後、高校生になった三男の同級生にたまたま会ったのですが、「いつもうちの親がお世話になってます!」と言われて「大人な挨拶…!」と感心しました。
「こんにちは」くらいなら言えると思いますが、「親がお世話になってます」なんて私が高校生のときは言えませんでした…。
小さいころから知っているので子供も話しやすい、というのもあるかもしれませんね。
我が家の子も、お店の人に対する態度なんかはかなりいいのでは?と思っています(親バカすみません)
スポ少卒団後に荒れてしまう子もいる
こちらも「本当にスポ少が原因なのか?」と言われればハッキリとは言えません。
ただ、中学生になって問題行動(同級生のお金を盗ってしまった、暴力沙汰になったなど)を起こしてしまった子の共通点として、スポ少時代に親がコーチとモメてチームを転々とした子や、応援時に子供に対して必要以上にキツイ言葉を浴びせていた家庭の子が多かったです。
中学校に入ると交友関係も広がるため、一概には言えませんし、たまたまかもしれません。
もともとは素直で良い子だった印象なので、その行動がその子なりの「反抗期」だったのかも?とも考えられます。
やはりスポ少時代は子供主体で活動しないとなんだな、と思いました。
スポ少活動がしんどい親御さんもたくさんいると思いますが、一生懸命やっている姿を子供さんはよく見ていますよ。
今はわからないと思いますが、子供が成長すればするほど実感できると思います。
これ以上「頑張れ」などと言えませんが(日々十分頑張っていらっしゃいます)、無理しすぎずにスポ少活動をこなしていってほしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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