スポ少のレギュラー争いで親同士・もしくは親とコーチがトラブルになるのはスポ少あるあるではないでしょうか?
我が家の息子3人はサッカーのスポ少に入っていましたが、サッカーに限らずどんなスポーツでもレギュラー争いはあるでしょう。
特に学年の人数が多ければ試合に出られる子・出られない子がでてくるのは必然。(同学年だけではなく、上手ければ下学年の子が出る場合もあります)
今回は「子供のレギュラー争いで親がトラブルを起こすそもそもの要因」に触れ、「どのような子がレギュラーに選ばれやすいのか」、「自分の子がレギュラーに選ばれずモヤモヤしたときはどうすればいいのか」などについてもお伝えしたいと思います!
なぜスポ少のレギュラー争いで親同士がトラブルになるのか
自分の子が試合に出て活躍すればうれしいですよね。
それはすべての親に共通することだと思います。
だからこそ、そんな「親の気持ち」が強ければ強いほどレギュラー争いでの親のトラブルは起こりやすくなります。
「うちの子はあんなに練習したのに」
「絶対うちの子のほうが、あの子より上手いのに」
などの気持ち。ほかにも、
「うちの子は低学年から頑張っているのに」
「私は試合時に車の提供をしたり、役員をしたり頑張っているのに」
「あの子はコーチに気に入られているから試合に出られるんじゃないの?」
このような親の気持ちがトラブルの要因となることもしばしばあります。
「あんなに練習したのに」はわかる気もしますが、「低学年から頑張っているのに」以下に関しては、言ってしまえばレギュラーになれない言い分としては「ズレて」います。
でもスポ少ってそういう世界だったなと思います。
ベテランママの子供がスポ少のレギュラーになれないと荒れがち
特に荒れがちなのが「ベテランママの子供がレギュラーを外されたとき」。
ベテランママの子供は兄弟がいて、わりと小さいころからスポ少に在籍していることが多いです。小さいころからお兄ちゃんやその友達といっしょにサッカーをやっているため、わりと上手い子が多い印象。
しかし小学3~4年生くらいになり、もともと運動神経の良い子が入団すると追い抜かれてしまうこともよくあることです。その「追い抜かれてしまった子」がベテランママの子供だった場合が結構面倒。
「走れてないからしょうがないよ」などと表向きは言うものの、内心は穏やかでない人もいます。
担当コーチの悪口を言ったり、新しく入ってすぐに試合に出ている子の「親の」悪口を言ったりする人もいました。
特に試合に出ている子の親がスポ少活動に非協力的なタイプだったりするとターゲットにされがち。
スポ少で親が嫌われる=子供もあまりよい目で見られない
という恐ろしい公式がスポ少にはありました。
スポ少での親同士のトラブルについてはほかの記事でもお伝えしています。
ちなみに我が家はサッカーでしたが、どのスポーツでも同じようなトラブルはあるようです。
スポ少在籍当時、たまたま息子と同じ保育園でミニバスのスポ少に在籍するお母さんと話す機会がありました。
「古株の人ってさ、うちの子は出て当たり前、って思ってるよね!」
と言われて「おおーーー(激しく共感)!」と盛り上がったのを覚えています。
ちなみにクラブチームの保護者はそんなに親同士の関わりはないと思っていたのですが、実際にサッカーのクラブチームに通わせているママさんの話を聞いたらうちのチームより悲惨でした。
「親の悪口」ではなく「出ている子供に対して、聞こえるように悪口を言う親がいた」そうです。
これは結構衝撃でした。
「言われている」子供・親御さんはもちろんですが、「言っている」親の子供さんはどんな気持ちなんだろう、と思ってしまいました。
レギュラー争いで迫害されてスポ少を辞める親子もいる
先ほど例に挙げたクラブチームの子供さんは結局チームを辞めたそうです。
辞めるときにグループLINEに爆弾を落としたとかなんとか。
そりゃあそうでしょう、と思います。
よく高校サッカーの中継を見ていると応援している親御さんが映し出されたりしますが、「このお母さんもいろいろ乗り越えたのかなあ」なんて勝手に思ったりします。
たまたまスポ少の試合に行ったとき、中学のときの同級生に会い話をしました。
その同級生の子のチームは全国大会に出れるほど強いチームで、しかもレギュラーを背負っていました。
しかしほかのお母さんに「○○(同級生の子の名前)はコーチに気に入られてるからね」と面と向かって嫌味を言われたそうです。
結局その子も別チームへ移籍したと聞きました。
どんな子がスポ少のレギュラー争いに勝つのか
これはもちろんチームの方針によって変わると思います。
ちなみにうちのチームの場合は「教えたことを的確に理解し、実践してくれる子(戦術面・試合中にどう動けばいいかなど)」が重宝されていました。(うちの子じゃないですが笑)
そういう子は全体の1割くらいしかいない、とコーチが言っていたのを覚えています。
チーム・コーチによっては 「一生懸命練習に励んでいる子を出す」、「単純に上手い子を出す」、「新人は一定のレベルができるようになるまでは出さない」などそれぞれの基準はあると思います。
ただサッカーの場合、個々の力はもちろん大切ですがチームスポーツです。全体のバランスを見てチーム編成することもあるでしょう。
我が家のチームの場合は固定レギュラーに近い上手い子はいましたが、基本的にみんなが試合に出られるようにしてくれていました。
あえて上手な子と新人の子を一緒に試合に出させ、新人の子にひどい言葉を投げかけた上手な子に対して「じゃあ、それをカバーするためにお前はどういう動きをすればいいんだ?」とコーチは諭していました。
それからその上手な子がほかのチームメイトに暴言を吐くところは見ませんでした。
コーチは技術面だけではなく、精神面なども含めて試合で鍛えているのだなと感じた出来事です。
スポ少のお父さんコーチに「どんな基準でレギュラーを選んでいるのか?」をアンケート調査した記事もあります。興味のある方はご覧ください。
子供がスポ少のレギュラーを外されてモヤモヤしてしまったら
「子供がレギュラーを外された」「ずっと試合に出られない」などが続くと、親もモヤモヤした気持ちを抱えるでしょう。
しかし、そもそもコーチが「どういった基準で試合に出しているのか」を理解していない親も多いのではないかと思います。
うちのチームの場合は保護者会などでコーチから、「その日の試合にはテーマがあります」とよく説明されました。
「今日はパスをつなぐことを重要視する」、「今日は相手チームがボールを持ったあとの、守備の動きを課題にする」などなど。
もちろんスポーツは「勝ってなんぼ」の世界ですし、「とにかく勝つことが全て」というチームもあるとは思いますが…。
モヤモヤしがちな人は、普段の練習を見学に行くのもおすすめです。
「練習中、コーチが子供たちに何を言っているか」、「どんな目標をもって試合に挑んでいるか」ということがわかれば、自分の子供がレギュラーに選ばれなかったことはそんなに気にならないかもしれません。
飲み会などでコーチに「なんでうちの子を試合に出してくれないんだ」と絡んでその後、険悪になるなんてことも避けられるでしょう。(明らかなえこひいきなどはまた別問題ですが)
飲み会もコーチと腹を割って話す良い機会だと思いますよ。コーチ目線と親目線は全然違うので(当たり前ですね)。
視点を変えてみると、子供の試合もまた面白くなると思います。
それでもスポ少チームやコーチの方針が気に入らないのであれば、別チームを検討するのも全然アリなのではと思います。
ただ「方針が気に入らない」というのは親の意見です。
子供が楽しくサッカーをしているのに、親の都合でチームを辞めさせるというのは子供にとってみたらショックでしょう。
スポ少は同じ小学校の子がたくさん通うチームでもあります。「辞めた子」が寂しそうに練習を見に来ていたことがあって、なんだか切なくなりました。
お子さんが「ほかのチームに移りたい」と自ら言ってくるようなら前向きに検討してもいいと思いますが、お子さんとよく話し合ってから移籍することをオススメします。(サッカーの大会では以前の在籍チームと顔を合わせたり、対戦相手になったりすることもままあります)
まとめ
今回の記事をまとめると以下のようになります。
- 「自分の子が試合で活躍してほしい」など子供やスポ少に思い入れが強すぎる親はトラブルを起こしやすい
- どのような子がレギュラーを勝ち取れるかはコーチの方針によって異なる
- 子供がレギュラーに選ばれずモヤモヤするなら、練習を見学に行ってコーチの考え方を知るのもひとつの方法
最後までお読みいただきありがとうございました!
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